プロ野球合同トライアウトとは?テストの内容や合格率は?
こんにちは、アナログのおっさんです。
プロ野球のトライアウトの時期になりました。
自由契約や戦力外通告を受けた選手たちが、再起をかけてテストに臨みます。
トライアウトとは?
テストの内容や合格率は?
今回はトライアウトについてまとめていきます。
合同トライアウトとは
トライアウトとは、
プロのスポーツチームが入団を希望する選手達を集めてテストします。
他球団を自由契約になった選手が、他球団への入団を希望して受験するテストです。
日本では、サッカーのJリーグとプロ野球で実施されています。
「合同トライアウト」が正式名称であり、
全プロチーム合同でテストをしていきます。
「俺はまだできる!」といった選手たちが集い、
再起をかけて新たな球団へ入団していく数少ないチャンスの場です。
年齢もバラバラで、若手からベテランまでさまざまです。
ケガや調子の悪かった選手、
出場機会が少なく活躍できなかった選手がほとんどです。
トライアウトを経て他球団に入団して活躍した、
などいろんなドラマを生み出すきっかけにもなっています。
TBSで「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達」という、
ドキュメンタリー番組が毎年放送されています。
2014年までは年2回実施されていましたが、
2015年より年1回のみの実施になっています。
プロ野球で使用されている球場で実施されるため、
スタンドで観戦することも可能です。
ただ、雨天時などに室内練習場で実施されるため非公開となっています。
CSのテレビ局、フジテレビで内容を放送されることもあります。
合同トライアウトのテスト内容とは
合同トライアウトのテストは、
試合形式のシート打撃方式で行われます。
実際の試合のように実戦形式のテストになります。
勝敗や得点は関係ありません。
厳密なルールが決められていないため、
その年によってルール変更することがあります。
投手は1人につき打者3人と対戦します。
打者は1人につき投手7人と対戦します。
カウントは0-0や1-1で開始するなどその年で変わることがあります。
3アウト制でなかったり、塁審がつかないこともあります。
球団関係者の要望があれば、凡退した打者を走者にして、
走者としての能力を見ることができます。
トライアウト受験者が少ないときは、球団関係者が守備につくこともあります。
球団の要望にって特定の選手のプレーを見ることができます。
試合ではなく、あくまでテストなのです。
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合同トライアウトのテストの合格率は?
合同トライアウトで、
打者は全打席安打を記録しても投手は打者を無安打にしても、
球団から声がかからず入団できないことがあります。
球団側の欲しい能力に沿わなければ、
テストで結果を出しても入団することができません。
通常の流れは、
テスト後1週間を目安に興味を持った球団から連絡があります。
そして来季契約になったり、さらに球団独自のテストを受けるケースもあります。
プロ野球球団以外の社会人チームや、
独立リーグのチームから声がかかることもあります。
球団から連絡が来ないときは、
事実上の「引退」になりその後の進路を決めることになります。
2014年 受験者59人 合格者7人 合格率11%
2015年 受験者47人 合格者3人 合格率6%
2016年 受験者65人 合格者3人 合格率4%
非常に「狭き門」ということです。
プロ野球に戻れるのはほんの一部の選手であり、
アマチュア界で野球を続ける選手、
引退して新しい職業に就く選手がほとんどです。
運よくオファーを受けて入団しても、再度自由契約になり、
またトライアウトを受験する選手も少なくありません。
プロ野球合同トライアウトのまとめ
毎年秋に行われるドラフト前に、
成績の残せなかった選手は自由契約になり、退団していきます。
また、ドラフトで初々しい高校生や大学生、社会人からプロ野球に入団してきます。
それを毎年繰り返していくわけです。
プロ野球で活躍する選手、
一軍に残れる選手はほんの一握りです。
ケガやチャンスに恵まれない選手のほうが数多いですね。
監督やコーチにアピールできないと試合にも出場できません。
トライアウトは毎年見ていますが、
受験する選手を見て「本当に野球が好きなんだなぁ」と感心しています。
筆者は心から仕事を好きになったことがありません。
そんな選手たちを尊敬しつつ、うらやましく思っていたりもします。
トライアウトから復活した選手には再起を期待しています。
実際に再起する選手もいますが、本当に少ないのも現実です。
合格率を見てもわかりますね。
悔いのない人生というのはあるんでしょうか?
思い通りにいかないのも人生ですよね。
プロ野球選手には夢があります。
野球少年の将来の夢は「プロ野球選手」というのが多いでしょう。
プロ野球選手は永遠の野球少年でもあるでしょう。
そんな人たちを応援しないわけにはいかないです、元野球少年としては。
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少しでも参考になれたら嬉しく思います。
今回はこの辺で。ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます。
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