融雪剤を使用するときは「無塩」を選択するべき?
重なる大雪や溶け残った雪には、
「融雪剤」がよく利用されるようになっています。
ただ、「融雪剤」を使用する際に注意したいのが、
「塩害」というものです。
家のまわりのアスファルトや自動車、
草木まで腐食させてしまうことがあるからです。
「融雪剤」もたくさんの種類があります。
ですが使用するときは、ぜひ「無塩」を選びましょう。
これより詳しく解説させていただきます。
大雪対策には欠かせない「融雪剤」
近年は各地で利用されている「融雪剤」
ひと昔前の昭和の時代では、
豪雪地域くらいにしか認知されていなかった「融雪剤」。
しかし最近では、
都心部でも急な大雪に欠かせないものとして利用されています。
都心部では特に道路で使用されていますね。
主要の幹線道路だけではなく、
特に日の当たらない路地裏の道路や歩道にもよく利用されています。
どかした雪や溶け残った雪がアイスバーン化して、
長く残ってしまうために顚倒スリップ等の危険があるからです。
カチコチに固まったしまった雪でも、
じんわりじんわり溶かしてくれるのが「融雪剤」です。
雪が降る前に撒いておくのがポイント
よくある質問が「融雪剤を撒くタイミングとは?」です。
自身の経験上、大雪予報が出されているときは、
事前に毎年積もる場所や溶け残りが出る場所に撒いておきます。
さらに雪の積もりの状態を見ながら、再度撒いていきます。
あらかじめ事前に撒いておくことで、
大雪が積もりにくくなっていきますので。
さらに繰り返し撒くことで効果を発揮してくれます。
雪の降り具合や積もり具合に合わせて、
「融雪剤」を撒いていくことです。
また、撒いたからといってすぐに溶けるわけではありません。
「融雪剤」の特徴として、じわじわと雪を溶かす効果があります。
「融雪剤」と「塩害」について
「融雪剤」の利用が進んでいくと同時に、
種類も豊富になってきました。
昭和の時代ですが、おばあちゃんが大雪が降っているときに、
よく「塩」を撒いていたのをよく覚えています。
今思えば「融雪剤」として撒いていたのでしょう。
「融雪剤」の多くものは、
「塩化カルシウム」か「塩化マグネシウム」が主成分です。
要は「塩」なんですね。
最近は「塩害」というものが問題になっています。
実際に路面のアスファルトや自動車などの腐食、
畑や庭木の草花を枯らしてしまうことがあります。
また「塩害」もすぐに発生するわけでなく、
じわりしわりと現れてくるから厄介なのです。
昭和のおじいちゃん、おばあちゃんの時代では、
まだ道路が完全にアスファルト化していなかったし、
「塩害」の被害が特に表面に出ていなかったんですね。
「塩」の濃度が強いほど雪を溶かす効果が上がりまからね。
当味は数年後にいろんな物を腐食させている、
なんて思ってもみなかったでしょうからね。
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融雪剤を使用するときは「無塩」を選択するべき?
「融雪剤」を利用するときは環境も考慮する
現在はなにをするにしても環境を優先しています。
特に個人で「融雪剤」を使用する場合は、
自宅の周辺がほとんどではないでしょうか?
自宅周辺の道路や庭、花壇などは特に環境を大事にしたいものです。
少し前までは、
即効性を求めて塩度の高い「融雪剤」がよく利用されていました。
「塩害」という問題がまだ表面化していなかったからです。
急な大雪に対しては、少しでも早く溶かすのが理想的ですしね。
でも、「塩害」という問題が認知されてからは、
環境を切り離せない現実でもあります。
実際に「融雪剤」を販売する業者さんにも、
「塩害」について考えた製品が増えてきました。
そのひとつが「無塩の融雪剤」というものです。
近年、万能な洗剤として「重曹」が見直されていますね。
環境に優しくて人体にも影響がないというものは素晴らしい。
我が家でも欠かせないものとして大活躍しています。
無塩の融雪剤の効果は?
融雪剤を使用するときは「無塩」を選択するべき? のまとめ
昔は屋根にも車にも「融雪剤」を撒いていた?
雪国では雪下ろししないと家が潰れてしまう。
雪国出身の人達なら当たり前の話ですが。
毎年のことはいえ、かなりの重労働なのです。
命がけですしね。
雪下ろししてくれる業者さんも居るぐらいなので。
昭和の時代では、屋根や自動車に融雪剤を撒いているのは、
普通に行われていました。
屋根の雪が一番厄介だし、
車を動かせないとどうしようもないからです。
当時は「塩害」という言葉すらなかったので、
生活のために必然として行っていたわけです。
今では考えられないと思いますが。
「融雪剤」よりも漬物のときに使う「塩」のほうが、
よく撒かれていた記憶がありますね。
子供ながらに「塩」は雪を溶かすことを覚えていきました。
融雪剤を購入時は慎重に・・・
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