融雪剤を撒くときのタイミングとは?

    

雪が降ってしまうと、そのあとに凍ってしまって厄介ですよね。

家の周辺や道路など、アイスバーン化してとても危険です。

 

雪が降る前や降った後によく使用されるのが「融雪剤」です。

積もる雪や凍ってしまった雪を溶かしてくれます。

 

そんな便利な融雪剤ですが、

効果を高めるために撒くときのタイミングがあります。

 

今回は融雪剤を撒くときのタイミングについて、まとめていきます。

 

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融雪剤とは?

 

雪が溶けにくい住宅のまわりや凍結した道路で、

融雪剤」が撒かれていることがあります。

 

白っぽい粒状のものです

道路関係者や警察官が凍結してしまった道路で、

よく粒状のものを撒いていますよね。

 

融雪剤とは、

積もった雪や凍りついた雪を溶かす効果を促す薬品です

 

融雪剤を撒いておくことで、

積もった雪や凍結した雪を効果的に溶かしていきます。

 

凝固点を下げる効果があり、雪を固まりにくくします

 

 

気温が低いときや日の当たらない場所では、

なかなか雪は自然に溶けません

 

ひどいときは何か月も溶けないことがありますよね。

家の周辺や道路で雪が凍りついていると、とても危険ですよね。

 

そんなときに融雪剤を利用して、

できるだけ早く雪を溶かしていきます。

 

また、雪の降る前に撒いておくことで、

積雪の量を少なくすることもできます。

 

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融雪剤の種類


 

よく使用されている融雪剤は3つあります。

 

  1. 塩化カルシウム
  2. 塩化マグネシウム
  3. 塩化ナトリウム

 

即効性のある塩化カルシウム、

再凍結しにくい塩化マグネシウム

持続効果のある塩化ナトリウムです。

 

次項でそれぞれ解説していきます。

 

塩化カルシウム

塩化カルシウムは、

凝固点が-50℃まで下がるため、

雪の多い地域や厳寒地で主にに利用されています。

 

よく「エンカル」なんて略されて呼ばれていますね。

 

発熱効果もあるため、

なかなか溶けきらない雪には特に効果があります。

 

水に溶けやすいため、

溶けだした雪の水分に反応して効果が上がります。

 

即効性があり、

効果が出るまで時間があまりかからないことも特徴です

 

また、防塵効果もあるので、

砂ぼこりのひどい場所に利用されることがあります。

 

筆者も塩化カルシウムを融雪剤としてよく利用しています。

 

急な大雪などや、

なかなか溶けないアイスバーン化した雪には効果的ですね。

 

塩化マグネシウム

塩化マグネシウムは、凝固点が-30℃まで下がります。

 

食用のものでは、

豆腐を作るときの「にがり」として利用されていますね。

 

特に人体への影響が少ない融雪剤として知られています。

 

塩害」の影響が確認されている現代で、

塩化マグネシウムの利用が見直されています。

 

じわりじわりと溶かす持続効果と、

溶かした雪が再凍結しにくいのが特徴です。

 

自宅周辺での溶けにくい雪には適しています。

 

塩化ナトリウム

塩化ナトリウムは凝固点が-20℃まで下がります。

 

食用のものでは、

食塩」として利用されていますね。

 

塩化マグネシウム同様に、持続効果が高い融雪剤です。

 

昔は「塩害」が確認される前に、

よく利用されていた融雪剤のひとつですね。

 

雪が降り積もる前に撒いておくと効果があります

 

塩害の少ないおすすめの融雪剤です

 

なかなか溶けきらない厄介な雪には、

塩化カルシウムがおすすめです

 

雪が積もるのを防ぐときは、

塩化マグネシウムや塩化ナトリウムが適していますね

 

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融雪剤を撒くときのタイミングとは?

雪が降る前に撒いておく

融雪剤の効果を高めるためには、

撒くときのタイミングで大きく変わっていきます。

 

雪が降る前に撒いておくのが最も効果があります

 

天気予報で事前に降雪は知ることができるので、

事前に融雪剤を撒いておきます。

 

特に家の周りの毎年のように積もる場所、

日の当たりにくい場所などに広範囲に撒きます。

 

事前に融雪剤を撒いておくことで、

雪が降り積もるのを軽減できます

 

凍りついてしまう前の方が断然に雪は溶けやすいためです

 

雪が積もったあとでも後の除雪がとてもラクになります。

積もる前に撒くことで凍結防止の効果も期待できます

 

除雪してから撒く

雪が止んだあとに軽い除雪作業してから撒きます

 

大雪でない場合は、

軽い除雪作業したあとで融雪剤を撒いておきます。

 

除雪作業して、

ある程度に雪をまとめて撒いた方が効果があります

 

まとめた雪に融雪剤を撒いておけば、

じわじわと溶けてくれるので、

後々がラクにもなりますね。

 

 

ただ、雪をまとめる場所には注意しましょう

 

できるだけ日の当たる場所で、

通行の邪魔にならない場所が理想ですね。

 

融雪剤を撒く時間帯

積もってしまった場合は、午前中が理想的。

 

積もる前に融雪剤を撒くのが最も効果的ですが、

仮に事前に撒いておいても降雪が長引けば、

確実に積もってしまいますね。

 

融雪剤はすぐ効果が出るものではありません

 

実際に撒いてから効果が出るまで、

早くても2時間ほどかかることはかかるでしょう。

 

日中の気温が高くなる時間の前に撒いておくことで、

雪を溶かしやすくなります

 

特に日の当たらない場所で溶けにくい雪は、

できるだけ早い時間に撒いておきます。

 

 

大雪が予報されたときは、

できるだけ広範囲に融雪剤を撒いておくと効果が上がります

 

融雪剤は即効性ではないので、じわじわと効果がでてきます

 

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融雪剤を使用するときの注意点

 

素手で使用しないこと

融雪剤は薬品なので、使用するときには注意点があります

 

素手では絶対触らないようにしてください

 

融雪剤が皮膚に付着してしまうと、

炎症を起こす可能性があります

 

融雪剤を撒くときは、

ゴム手袋などで保護して皮膚に付かないようにしてください。

 

特に塩化カルシウムは水に溶けやすく発熱効果があるので、

濡れた手や手袋で触れないように注意してくださいね

 

「塩害」について理解する

融雪剤は塩化系の薬品なので、

塩害」の影響が出ることが確認されています。

 

特に植物や金属に融雪剤を散布しないように注意して下さい

 

「塩害」とは撒いた融雪剤が、

金属や植物に反応して腐食や劣化させてしまうことです

 

金属に融雪剤が付着すればサビの原因にもなるし、

さらには劣化や腐食させてしまうことがあります。

 

植物に付着するば枯れてしまう原因にもなります

 

融雪剤を利用するときは、

畑や家庭菜園、金属類に撒かないように、

よく確認して散布して下さいね

 

 

塩害」の影響を考慮した融雪剤が、

最近は特に増えてきています。

 

融雪剤を利用するときは、

「環境」についても理解して使用しましょう

 

 

融雪剤を撒く時のまとめ


雪が降る前に撒くのが効果的

融雪剤は雪が降る前に撒くことが最も効果があります

 

事前に撒いておくことでじわじわと効果が出てきますからね。

雪が積もる前が融雪剤を撒く最高のタイミングです

 

雪が積もったあとも除雪作業がラクになります。

事前に撒いておくことで凍結防止の効果もあるからです

 

天気予報で降雪を確認したら、

事前に融雪剤を撒いておくほうが後々のためにもなります。

 

アイスバーン化した雪にも効果がある

何日も溶けない雪に対しても効果がありますよ

 

特に日が当たらない場所で、

コチコチに固まっている雪がありますよね?

 

家のまわりの道路にそういう雪があると、とても危険ですよね。

通行するのにも車で通るときも滑ってしまうこともありますからね。

 

筆者はなかなか溶けない雪には

水をかけておいて塩化カルシウムを撒いています

 

塩化カルシウムは、

水に溶けやすく発熱効果があるので、

凍りついた雪を濡らしておいて撒くと効果が高まりますよ。

 

日が出る時間帯や気温が上がる時間帯の前に、

撒いておくのがコツです

 

 

ただ、濡れた手や手袋で触れないようにして下さいね

 

融雪剤は薬品だということを理解して、

塩害」について確認しながら利用して下さいね。

 

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少しでも参考になれたら嬉しく思います。

ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます。

 

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