入浴効果で疲労回復やリラックス。適切な時間と温度とは?
こんにちは。
お風呂って昔から疲労回復できるものとしてずっと知られています。
正しい入浴の時間や温度はどんなものなんでしょうか?
毎日、当たり前のように入っているお風呂の疲労回復の理由や、
効果的に疲労回復できる入浴の仕方などについてまとめてみました。
また冬場は、「ヒートショック」にも注意しましょう。
3つの入浴効果で疲労回復とリラックス
入浴で湯船につかると疲労回復の効果として、3つの効果があります。
- 温熱効果
- 水圧効果
- 浮力効果
温熱効果は、お風呂の湯船につかることで体が温まり、
血管が広がって血行を良くします。
血行が良くなることで、
体の中の老廃物や疲労物質を排出、除去しやすくなります。
水圧効果は、
お風呂の湯船につかることで体に適度な水圧をうけています。
その水圧が足や下半身にたまっている血液を循環させます。
血液の循環を良くすることで、
心臓の動きも活発化していきます。
浮力効果は、
お風呂の湯船につかることで体は浮力の効果で浮きます。
この浮力で、体重や体を支えている筋肉の緊張や張りがとれて、
リラックスする効果もあります。
入浴効果を高める適切な時間や温度とは?
効果的に疲労回復をするために、
入浴時間は15~30分が理想です。
数分以下の入浴だと体の表面は温まりますが、
体の深部まで温めるのは不十分です。
汗をじわじわと感じてきたら、
からだが温まってきた証拠でもありますね。
1時間以上の長湯も疲労回復にはおすすめできません。
水圧効果などが内臓に負担をかけて逆に疲労してしまうからです。
湯船の温度は38~40度のややぬるめの温度が良いです。
ぬるめの温度の湯船につかることでじわじわと体が温まり、
疲労回復の効果が上がります。
胸から下まで湯船につかる半身浴が効果的です。
首や肩まで湯船に使ってしまうと、
肺が圧迫されたり心臓にも負担がかかってしまうので、
疲労回復の逆効果になってしまいます。
激しい温度差のヒートショックには注意
冬場の入浴はヒートショックに注意してください。
毎年多く人が発症しています。
ヒートショックとは急激な温度差によって、
血圧や心臓に負担がかかってしまうことです。
温かい部屋から寒い脱衣所で洋服を脱いだり、
急に熱めのお湯に浸かったりすると起こりやすくなります。
10℃以上の温度差があるときに、
ヒートショックになるリスクが高まるので注意が必要です。
冬場の入浴前は、事前に脱衣所を温めておいたり、
浴室を温めておくことをおすすめします。
ヒートショックについてこのページで詳しくまとめています。
ヒートショックとは?症状や対策について。温度差が原因?
入浴に適切な時間とは
疲労回復に効果がある入浴時間は、就寝の2時間前ほどが理想です。
お風呂で温まったからだの体温は、
時間の経過とともに体温が下がっていきます。
人のからだは、体温が下がりはじめると眠気を感じはじめます。
就寝の2時間前に入浴しておくことで、
ベストなタイミングで睡眠することができるので、
疲労回復の効果が飛躍します。
逆に、体温が上がると眠気を覚ます効果があります。
湯上り直後は目が覚めてしまい、
すぐには就寝しにくい状態になってしまいます。
また、「朝湯」などは眠気を覚ます効果を利用している入浴方法のひとつです。
食事の直後や運動の直後も疲労回復の入浴は適していません。
食べたものの消化や運動した疲労物質を分解するのに血流が変わっています。
そのためにすぐ入浴してしまうと、
消化するのが遅くなったりや疲労物質の分解がしにくくなり、
かえって内臓や筋肉を疲労させてしまうからです。
入浴剤を利用して疲労回復とリラックス効果を上げる
市販されている入浴剤を利用して、疲労回復の効果を上げることもできます。
アロマ効果のあるものやご当地温泉ものなど豊富に種類がありますので、
お好みで利用すると良いですね。
お風呂や入浴は疲労回復だけでなく、
楽しむことでリラックス効果も期待できるので、
いかにくつろいで楽しむか、もとても大切です。
読書したり、DVDを鑑賞する人も少なくありませんね。
重曹やクエン酸を少し浴槽に入れることで、
美肌にも効果があるといわれていますね。
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入浴効果で疲労回復とリラックスのまとめ
お風呂や入浴は、寒い時期だけ注目されがちですが、
夏場でも夏バテ予防や熱中症対策、
冷たいもので疲れた内臓機能を整えるなど、一年中効果があります。
温泉や健康ランドが時期に関係なく人気なのもそういう理由のひとつでもあります。
「湯治」という言葉も古くからあるので、昔から親しまれた治療方法でもあります。
温熱効果はいろいろな病気やケガにも効果があるといわれていますね。
自宅のお風呂で疲労回復するも良し、
たまには大きな広いお風呂で疲労回復するのもまた良いですよね。
疲労回復だけでなく、気分転換やリラックス効果を楽しめますね。
また、冬場は「ヒートショック」にも十分に注意して下さいね。
急激な温度差で入浴してしまうと発症のリスクが高くなります。
入浴前に脱衣所や浴室をよく温めてから入浴するようにしましょう。
お風呂や入浴を安全に楽しんで、日頃の疲れをとったりリラックスしてください。
少しでも参考になれたら嬉しく思います。
今回はこの辺で。ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます。
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