逃げるのは悪くないが、逃げ続けることはできない。

    

よく「逃げるのはダメ」「逃げるのは甘え」、

などと「逃げる」ということについては、

あまり良いイメージがありませんね。

 

でも、実際には「逃げるが勝ち」という場合もあり、

耐え忍んで毎日を過ごす方が結果として、

苦しい毎日になってしまうことがあります。

 

今回は「逃げることは悪くない」について、

まとめていきます。

 

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なぜ逃げたくなるのか?


 

・人は精神的な不安や孤独を感じたり、

プレッシャーを感じると逃げたくなってしまう

 

自分一人で乗り切れないかもしれない」という思いから、

不安や孤独感を感じたり、時にはプレッシャーとなって、

逃げたい」という欲求が大きくなることがあります。

 

学校に行きたくない」「仕事に行きたくない」、

などの欲求は誰でもありますよね。

 

学校や仕事場での精神的な不安や孤独、

またはプレッシャーを感じてしまうために、

逃げたい」という欲求が現れてくるからです。

 

 

・「逃げる」という気持ちは本能でもある

 

人は肉体的なことや精神的なことでも、

危機を感じると防衛本能が働きます。

 

「逃げる」ことによって、

それらの事象から回避して自らを守ろうとします

 

楽しくないことや辛いことから「逃げたい」という気持ちは、

誰でもあるし感じているものなんですよね。

 

実際に行動に移すか移さないか、の違いだけです。

逃げる」という行為には実際にかなりの勇気を必要とします。

 

 

「逃げる」ことは悪いことではない

 

・「逃げる」ことは良くないと教えられてきた

 

逃げるのは良くない」「逃げるのは甘えている」、

逃げちゃだめだ」、「逃げてもなにも変わらない」、

などたくさんの悪いイメージがありますね。

 

特に「根性論や精神論」で育てられてきた中年の筆者は、

当たり前のようにいつも聞かされていました。

 

まるで「逃げる」ことが罪であるかのようにです

 

逃げるのは恥」なんて未だによく聞いたりもしますね。

今でもそんな風潮は根強く残っていますね。

 

 

・「逃げるな」と強く語る人ほど逃げた経験がない

 

逃げる」ことを否定する人ほど「逃げた」経験がありません。

一度でも「逃げた」経験がある人は真っ向から否定しないものです。

 

人はよく知らないものやよく知らない世界については、

不安を先に感じてしまいます

 

自分の知らないものや知らない世界について、

不安を持つことから始まり、時には攻撃対象としたりします。

 

逃げる」経験がない人ほど、

強く否定するのはそんな流れが実際にあります。

 

 

・「男らしく生きろ」「男は泣くな」というのも同じ

 

逃げるな」と同じように言われてきたのが、

男らしく生きろ」や「男は泣くな」ですね。

 

まさに「精神論と根性論」の象徴ですね

 

集団生活や社会生活では必要なことでもありますが、

根拠のない空論」であることもたしかです。

 

「男らしく生きろ」や「女らしく生きろ」なんて、

筆者には「人に合わせて生きろ」としか聞こえません

 

精神論や根性論が疑問視され始めているのも、

すべての人に当てはまらない現実があるからです

 

 

・「逃げるが勝ち」は実際にある

 

一度退いて体制を立て直してみる、ということです。

 

理由があって本能で危機を感じるから、

逃げよう」と思っているのです。

 

苦しみに耐え続けることが全てではありません

 

時には「逃げる」「辞める」という勇気が、

あなたの生活や人生を好転させることもありますよ。

 

精神論や根性論で生きている人と、

同じ土俵で戦う必要はない、ということです。

 

逃げる」にも勇気がいるし、

行動と決断するにも大きなエネルギーが必要です。

 

その過程を否定する必要なんてありませんよ。

 

 

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ただ、逃げ続けることはできない

 

・誰でも「正念場」と「修羅場」は必ず来る

 

逃げる」ことは悪いことではありません。

ただ、誰も逃げ続けることはできません

 

誰でもここぞという時に、

正念場」や「修羅場」というものが必ず来ます。

 

それが学校なのか勉強なのか、恋愛なのか学なのか、

人間関係なのか仕事なのか、人それぞれではあります。

 

誰でも乗り越えなくてはならない「」があります。

それは必ず誰にでも訪れます。

 

その覚悟だけは忘れずに持っておきましょう。

 

 

・自分自身から逃げられない

 

誰しも自分には噓はつけません

自分が最大の味方であり、敵でもあるのです。

 

自分を誤魔化し続けることは不可能です。

自分自身から逃げることはできない、ということです。

 

辛いことや嫌なことから逃げることができても、

自分という「壁」は自分で乗り越えるほかありません

 

ときには逃げる勇気必要ですが、

ときには自分と戦う勇気も実際は不可欠なんですよね。

 

 

・「逃げ癖」は「甘え」と言われてしまう

 

常に「逃げる」ことを優先的に生きてしまうと、

それは「逃げ癖」になってしまいます

 

やるだけやってみてダメなら、

「逃げる」という選択肢を考えるべきです

 

最初から「逃げる」つもりでは、

どんなことでもうまくはいかないでしょう。

 

まだ甘えられる立場や環境にあるなら、

恵まれているとも言えますね。

 

ただ、人間は自然と楽な方向へ向いてしまうのも本能

 

逃げる」ことは決して悪いことではないですが、

逃げ癖」は「自分への甘え」にも成りかねません。

 

 

「逃げるのは悪くない」のまとめ

 

・「逃げる」経験をした人は気持ちがわかる

 

特にメンタルな苦しみを経験した人は、

その苦しみについて理解があるしなにより気持ちがわかります。

 

世の中は精神論や根性論だけで、

生きれるような強い人間ばかりではない、ということです。

 

自分の身は自分で守る」のはいつの時代でも同じです。

時には「逃げる」勇気と「辞める」勇気は必要です。

 

それが「」とか「甘え」とか言う人には、

好きに言わせておけば良いし、

同じ土俵に立つ必要もありませんよ。

 

 

・自分という「壁」だけは越えなくてはならない

 

ただ、誰も自分自身から逃れられません。

たとえ自分のことが嫌いだとしてもです。

 

最大の味方であり敵でもあるのが「自分自身」です

自分という「壁」は自分でしか乗り越えられません

 

自分のことが嫌いであっても、

自分を否定し続けてもなにも変わりませんよね。

 

どんな人でも共通して乗り越えなくてはならないものが、

自分という「」です。

 

 

・「逃げる」ことを否定しないこと

 

人からどう言われようと、

苦しみ抜いた末に出した結論が「逃げる」という選択肢だったら、

否定する必要はありませんよ。

 

一度撤退してみて体制と休養を整えてから、

また挑めば良いだけです。

 

逃げるな」「男らしく生きろ」というある種の洗脳で、

得をしている人達は実際にいますよね。

 

学校や職場でもいじめやパワハラなどへ影響しています。

我慢させることで誰かが得をするという社会の構図ですね。

 

苦しみに耐え続けることが全てじゃないし、

心や体を壊す前に「逃げる」という選択肢を視野に入れて下さい

 

 

本当に守るべきものはまず自分であり、

大切な人を守るためにも自分を守れないと意味がありません。

 

 

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少しでも参考になれたら嬉しく思います。

今回はこの辺で。ここまでお読みくださり本当にありがとうございます。

 

 

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