「安倍総理大臣の黄色い羽根の意味は何ですか?」詳細のまとめ。
メディアの報道で安倍総理大臣や閣僚たちの胸元に、
「黄色い羽根」が付けられていました。
あの「黄色い羽根」にはどんな意味が込められているんでしょうか?
素朴な疑問を調べているうちに羽根には黄色だけでなく、
「青い羽根」「水色の羽根」「赤い羽根」「緑の羽根」、
「白い羽根」なども存在しています。詳細をまとめてみました。
黄色い羽根の意味とは?
幸福の(しあわせ)の黄色い羽根
「社会を明るくする運動」のシンボル。
「犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~」
「すべての国民が、犯罪や非行を防止と犯罪を犯した人たちの更生について理解を深め、
それぞれの立場において力を合わせ、犯罪のない地域社会を築こうとする全国的な運動」
などと法務省のサイトに載っていました。
なんだかとてつもないメッセージが込められていますね。
「幸福(しあわせ)の黄色い羽根」と呼ばれている。
夏の象徴である「ひまわり」がシンボルマークとされていて、
毎年7月1日~31日までがこの運動の強化月間となっています。
1950年の昭和25年よりこの運動はずっと継続されています。
そんな長い運動なのに知らない人も多いのではないでしょうか?
筆者も全然知りませんでした。
戦後の荒れた街がきっかけに
1949年の昭和24年に「犯罪予防更生法」が施行。
戦後の荒れた街に住んでいた子供たちの未来を危惧して、
銀座の商店街の店主さんたちが7月13日から一週間、
「犯罪予防更生法記念フェアー」なるものを行ったことがきっかけです。
2008年から「幸福の黄色い羽根」を付けることが、この運動に賛同する証とされ、
2011年には正式な広報活動の資材となっています。
2010年に「社会を明るくする運動」へと名称も変更しています。
俳優の高倉健さん主演映画「幸福の黄色いハンカチ」もヒントになったとか。
運動自体はとても長い歴史がありますが、「黄色い羽根」が実用されたのは、
2011年からとのことでした。
安倍総理大臣が付ける意味は何?
総理大臣が率先して付けることに意味あり
安倍総理大臣を中心に閣僚や関係者にも「黄色い羽根」が。
7月1日~31日までこの運動のが強化月間ということもあり、
安倍総理をはじめとして閣僚や政府関係者たちが「黄色い羽根」を付けることで、
日本だけではなく、世界中にもメッセージを発信していることを意味します。
現にあちこちから問い合わせの連絡が来ている模様ですね。
筆者もそうですが気になりましたからね。
歴史のある素晴らしい活動なので、
もっと世界に知られるべきだと実際に調べていて実感しました。
「黄色い羽根募金」
「石川腎友会」と「公益法人静岡県腎臓バンク」が実施している。
医療移植の普及を呼びかけて全国に展開している募金運動であって、
臓器移植に対する理解と関心を高めて、推進することを目的としています。
こちらは9月1日~11月30日までを強化月間としています。
各地で普及が望まれているものの、全国的な展開はまだ進んでいないようですね。
少しでも興味を持たれる人が増えて、拡散されることを願います。
「黄色い羽根」発祥の土地
岩手県北上市での「秋の全国交通安全運動」で発祥。
1955年の昭和30年5月に北上市内の国道4号線にて、
バスが川に転落して死者12人と負傷者30人出す大事故が起こった。
この事故をきっかけとして「赤い羽根」からヒントを得て、
「黄色い羽根」を交通安全のシンボルとして配布されるようになった。
これが大きな反響を呼び、
全国の交通安全運動へと展開、実施されていくようになっています。
痛ましい交通事故が「黄色い羽根」の発症だったとは・・・。
なにか考え深いものがありますね。
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その他の「羽根」のまとめ
「赤い羽根」
毎年10月1日~3月31日まで行われている共同募金活動。
1947年から始まり、
戦後の復興を目的として全国へ募金運動したのがきっかけでした。
当時は被災した地域にあてられたようですね。
現在は子供や高齢者などの「地域福祉活動」への助成を目的としています。
実際にはNPO法人や市民団体などの地域の「福祉活動」を行う団体へ助成され、
募金は活用されています。
具体的には、大規模な災害時に「義援金」として利用されたり、
障がい者の支援や「いのち電話」の活動費にあてるなど多岐にわたります。
「青い羽根」
海で遭難した人々の救助活動にあたるボランティアを支援する募金。
救助活動にあたるボランティアの方は約54000人います。
その人達の救助活動に必要なライフジャケットやロープ、
また救助船の燃料代に募金は利用されています。
「海の日」を中心に、7月~8月を「強調運動期間」として、全国に展開されています。
夏の海水浴シーズンは水難事故が増えてしまいますからね。
事故防止を呼びかけるとともに、募金にも注視したいものですね。
「水色の羽根」
漁船海難遺児育英資金を目的としています。
漁船での仕事中に事故によって死亡、
行方不明になってしまったご家族の遺児への学資や奨学金にあてられています。
「強調月間」のような時期は見つけることができませんでした。
おそらく一年を通して募金できるかと思います。
「海の仕事は命がけ」とはよく聞きますが、
事故にあってしまったときにはこんな助け合いあったんですね。
「緑の羽根」
植樹や間伐などの国内の森林整備や震災への支援、
海外の緑化支援などを目的としている。
春の募金月間 1月15日~5月31日
秋の募金月間 9月1日~10月31日
特に「みどりの月間」4月15日~5月14日は、「全国一斉強調月間」として、
集中的にイベントやキャンペーンを行っています。
きっと「山開き」する時期でもあり、登山者が増えるので、
安全な登山を意識してもらうためでもありますね。
「白い羽根」
赤十字ならびに青少年赤十字に関する意識を高めるとともに、
加盟校の活動資金の造成をはかることを目的としてします。
施設慰問の費用や国内外の被災地の援助、環境美化などにあてられています。
「校内の活動に限定している」ということから、
事前に連絡して学校から募金されていることが多いようですね。
募金活動の実施時期については、「赤十字月間である5月が望ましい」とありますが、
各学校の状況に応じて対応しているとのことです。
なんとなく筆者も子供のときに、小学校でみんな募金をした記憶が残っています。
たしか「白い羽根」募金だったと思いますね。
「羽根」についての感想
こんなにたくさんの「羽根」が存在しているとは・・・。
実際に調べてみてビックリだったし、
いろいろわかって考え深いものがありました。
また、長年「助け合い」で日本は支えられてきたことを痛感しました。
少しだけでも募金に興味が湧いたんじゃありませんか?
金額よりも本当に大事なのは「気持ち」ですね。
「誰かを支えてあげたい」その気持ちに尽きると思います。
少しでも参考になれたら嬉しく思います。
ここまでお読みくださり本当にありがとうございます。
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